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開発アウトソーシング:防災

開発アウトソーシング:防災

お客様の様々な広範囲でかつ高度な要望に対しまして、種々の技術(地震工学、構造工学、地盤工学、情報工学、気象学、地球物理学、原子力工学など)と技術者をコーディネイトし、最適な提案を行い、満足いただけるシステムを構築いたします。要素技術をベースとして膨大な数値情報の効率的な処理、インターフェースの作成、データベースの有効活用、GISを駆使したビジュアルな表現など、より良いシステムの実現化に対してCTCのノウハウを提供いたします。

development activities

日本には多くの地震危険度の高い活断層があり、また太平洋・フィリピン海プレートにも近いことから、これまで数多くの地震被害や津波被害がありました。最近では、1995年兵庫県南部地震、2000年鳥取県西部地震、2001年芸与地震などの被害を伴う大きな地震が続いています。また将来的には、太平洋プレートの沈み込みを起因とする宮城県沖地震の発生確率が今後20年間の間に80%、フィリピン海プレートの沈み込みを起因とする南海トラフ沿いの地震(南海地震、東南海地震)の発生確率が今後50年間に80〜90%という発表(2001年9、12月、地震調査研究推進本部地震調査委員会)もあることから、大地震が発生したときの、災害の軽減対策を進める必要性が益々増してきています。内陸の都市直下の地震もプレート間地震よりは発生確率は低いものの、一度起きると大災害となる可能性が高いことから、これまでの地震工学、計算工学、そして情報工学の実績や最新の知見に基づくバランス良い防災技術を駆使して災害を防ぐ必要があるものと考えます。

CTCではこれまで、岩盤の崩落や地すべりのシミュレーションを始め、地震危険度解析による地震ハザード評価システムの開発から、強震動予測システムの開発、そして地盤の地震時安定性評価や構造物の耐震安全性評価のためのシステム開発やシミュレーション、解析コンサルティングを行ってきました。防災システムの開発に関しては、最近では、気象庁が発信する緊急地震速報に基づくリアルタイム地震防災システムのプロトタイプの構築も行ってきました。また、地震防災以外におきましても、河川や津波災害システムの開発やシミュレーション、気象情報を活用した原子力防災システムの独自開発も行ってきております。

 
 
 

大都市圏強震動シミュレータ開発

お客様:
科学技術振興事業団 公募案件
地震波伝播解析コードの並列化、地震波伝播シミュレーション、
海のモデル化、解析結果のデータベース化

東大地震研、消防研、CTCそれぞれでの分散開発を基本として、解析ソルバやコード、データベースを高速ネットワークを介して共有し、東大地震研のOrigin2000や並列PCサーバをネットワーク上で活用します。このシミュレータの開発は、科学技術振興事業団の計算科学技術活用型特定研究開発推進事業の成果であり、科学技術振興事業団より支援を受けています。

リアルタイム地震防災システム開発

お客様:
(財)鉄道総合技術研究所 様

【鉄道構造物被害推定システムの開発】

−緊急地震速報を用いたリアルタイム地震防災対策−

緊急地震速報とは、地震観測網から得られた地震の情報を利用者に瞬時に伝達し、地震による被害を軽減するための情報です。

地震波には伝播速度が速い「P波(初期微動)」と、伝播速度は遅いが大きなゆれを起こす振幅の大きい「S波(主要動)」があります。地震による被害のほとんどはS波のゆれによって引き起こされますが、P波を検知してから数秒〜数十秒後にやってくるS波に備えれば、被害を軽減することが可能となります。

現在、緊急時地震速報は気象庁から試験運用として配信されており、実用化に向けて対策システムの検討がなされています。CTCでは、鉄道総合技術研究所殿と共同で列車制御システムの開発を行っています。気象庁から送られてくるデータは主に@震央地点の位置座標(緯度・経度)、Aマグニチュードの大きさです。そのため、独自の計算手法を用いて被害の予測を行う必要があります。CTCでは、鉄道総合技術研究所殿とともに地震被害の予測式を開発し、その式を用いて鉄道への影響を瞬時に判断し、運行中の列車を制御できるシステムを構築しています。本システムは首都圏の鉄道事業者の一部ですでに試験運用されており、今年度中には本格運用が予定されています。

このようなシステムは、列車制御の他にも医療機関での緊急システム(手術などを中止する)、ビル管理システム(エレベータの緊急停止など)、工場プラントシステム(危険物取扱ラインの緊急停止など)、原子力発電所システムなどへの応用が期待されています。

緊急時放射能影響予測システム開発

自社開発

緊急時放射能影響予測システム、ESPER( Emergency System for Prediction of Environmental Radiation effect ) は、原子力災害時の放射能影響予測を迅速に提供するシステムです。高速な放射性物質挙動解析、わかりやすい地図情報表示により緊急時対策を支援致します。システムは、広領域風向・風速予測計算システム(LOCALS)、狭領域風向・風速予測計算システム(VM)、放射性物質拡散・線量評価システム(RHEIN)、及び入出力や前述のシステムを管理するESPER制御システムより構成されています。

ESPERの表示例
ESPERの表示例
ESPERフロー
ESPERフロー